大和市散歩 ー常泉寺母堂追想ー

古い朱印帖を引っ張り出しそのお寺で戴いたご朱印を探してみた。
平成21年9月15日、13年前になる。中央にご本尊である聖観世音を配し、花のお寺 常泉寺と書かれた文字は書きなれているとはいえ豪快な一気呵成の男性の筆勢を思わせる。

どうしてこのお寺を知ったのか思い出せないのだが彼岸花が美しいと聞いたか読んだかして訪れたはず。
凡そ430年前、室町幕府最後の将軍足利義昭の代に創建された曹洞宗の古刹である清流山常泉禅寺。河童の寺、花の寺とも呼ばれ、秋には彼岸花が境内いっぱいに緑の樹々の間、叢から赤、白、黄色の彩を、それぞれに無造作に置かれたように見える