秋の七草     薄       十月十八日

薄(すすき)です
「芒」の字をあてることもありますね
これは小穂の先端に芒(のぎ)があるからです
芒(のぎ)とは、突起の意味
尾花(おばな)、刈萱(かるかや)の別名もあります
秋の七草の1つ  日本代表 身近で姿の美しい秋の花
風になびく穂が、動物の尾のように見えることから「尾花(おばな)」
刈り取って萱葺き屋根としたことから「萱(かや)」とも
万葉集の中では「美草(みくさ)」とも詠まれました
「あきの野の 美草かりふき やどれりし 宇治のにやこの かりほしおもほゆ」  額田王
「狐火の 燃(もえ)つくばかり 枯尾花(かれおばな)」