介護は大変です

知人の決断が、考えさせられた。
彼は、60歳、内科の医師である。彼には、95歳の母がいる。その母が、心筋梗塞で入院。歩行困難のため車椅子生活となり、お決まりの尿カテーテルの生活となった。退院の後も、通称、バルーン、膀胱からベツドや車椅子に吊るしたビニールバックに、尿を溜める。車椅子生活でのトイレ介助を軽減させるための必須アイテムだという。介護施設に入った場合、
1度いれると、もうその生活から逃れられないらしい。
しかし、彼は、そのバルーンを抜去する判断をした。それは、自宅での介護を意味する。
彼は、こう話す。
「介護段階に入った老人に対しては、