故郷は自分の言語が行き交う、そうなんだ、同じ喋り方とはこうなんだと、決して自分が「せかせか」ではなかったのだと悟る。


ここ横浜は東京と同じで早口だ。
白分もこっちの生まれ育ちだからそうだ。

大阪にいた時、そのテンポですぐその所属が知れて、
共通語とか標準語は同じでもその独特の速さで分かっちゃう。
この「なになにしちゃう」もこっちの癖。

なんかせかせかした自分を恥じていたが、
こっちへくると、当たり前のそのテンポに楽だなあと感じるのである。

大阪ナンバーの車を車検に持って行くにしても、
電話対応、店頭対応、みなてきぱき早口な上にとんとん拍子に進む。

これまさしく自分のテンポ感と一致する。

故郷とはこういうものだ。嬉しい。