追憶への扉


  <故郷>

兎(うさぎ)追いし かの山
小鮒(こぶな)釣りし かの川
夢は今も めぐりて
忘れがたき 故郷(ふるさと)

如何(いか)に在(い)ます 父母(ちちはは)
恙(つつが)なしや 友がき
雨に風に つけても
思い出(い)ずる 故郷

志(こころざし)を はたして
いつの日にか 帰らん
山は青き 故郷
水は清き 故郷

<故郷>は大正3年に尋常小学唱歌に登場し、
以後現在に至るまで、小学校の共通教材として
教科書に息長く掲載されている歌です。
驚くことに、発表当時は文部省唱歌ということから、
作詞・