不倫の物語

もう、なんと40年も前に大学で構造主義にはまった。あまりにすごい概念に興奮した。時を経て、今やポスト構造主義の時代になったけど、今でもその概念が生きる道しるべとなっている。
簡単には説明出来ないが、あえて言うと、世界は、「現実」とそれに紐付けられた「意味」で出来ていると言うこと。「コード論」「意味論」「記号論」「テクスト論」とも言う。
ここで、大切なのは、意味は、言語で出来ていると言うこと。言語は、人間にしか存在しない。従って、犬や猫や虫や花は、ただ生きている。幸せも不幸もない。あるような気がするのは、彼らが生きるために表現する喜怒哀楽レベルの刹那的