埼玉県飯能市・能仁寺 2022-12-2

能仁寺は室町中期創建の古刹ですが、徳川家の庇護の基、長い歴史を誇っていたとのこと。しかし、明治維新時の飯能を舞台とする「飯能戦争」では、幕臣の一部で結成された彰義隊の頭取であった渋沢誠一郎が内部対立のため振武軍を結成し、能仁寺を本陣としたことから、慶応四年
(1868年)に官軍の一方的な攻撃により敗走、多くの民家や、本陣であった能仁寺も焼失したらしい。 本堂は昭和十一年に再建され、その後、長い年月をかけ復興を続け、現在では、山門、位牌堂、大書院、鐘楼、大庫院が完成しているとのこと。
控えめな紅葉も渋い感じです。

写真① 埼玉県飯能市・能仁寺 2