連載:『日本 呪縛の構図』知らない近代史を勉強する

マーフィー氏『日本 呪縛の構図』第二部「政治」を読む

「政治」と題する項目の始まりは、

「日本の政治は、外部の目にはほとんど絶望的なほど機能不全に陥っているように見えることがある。
政府の中心的機能はうまく働かないか、まったく使い物にならないかのどちらかだ。」

日本の「政治」を語る上で初っ端から、
「絶望的なほどの機能不全」=「中心がうまく働かない」or「まったく使い物にならない」と外部の目から観察した論評だ。
この論評は、
(原書は2014年12月に英オックスフォード大学出版局より
 Japan and the shackles of the pastのタイトルで出版された)。