今日はみなとみらいで「ウィンナー・ワルツ」

 今年のウィーン学友協会でのウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のニューイヤーコンサートは、その殆どが「初演」の楽曲であった。馴染みの曲は少なかったが、それでも華やかな年の始まりは軽快なポルカや気品漂うワルツで向かえるというテーマは十分に感じ取れ、この国の宮廷音楽の底深さを感じることが出来た。更に、アンコールで演奏された定番とも言える「美しく青きドナウ」と「ラデツキー行進曲」は「反則!」と叫びたくなる思いであった。

 一方、横浜「みなとみらいホール」での「宮廷音楽会」は、指揮者のサンドロ・クトゥレーロが集めた「カンパニー」で、20人チョットの管弦楽