ペマ・ギャルポ氏の上記の本を読んで、日本の良さをいかに日本人は失ってきたか、それを間近に見て来たチベットの人から真摯に学ぶ機会を得た。

自分のことは二の次で、まずみんなのことを考える公（おおやけ）の精神や奉仕の心、共同体意識を1970年までの日本人は誰しも持っていた。

ところが、1970年の大阪万国博覧会の開催を終えたあたりから日本は目標を見失い、また田中角栄内閣によって日中国交正常化を押し進めて以来、今日まで誤った道を歩むに至った。

現在、日本の一番の問題は国防であることを指摘し、チベットの二の舞に成らぬよう警鐘を鳴らし続ける著