子らの存在に救われて

正月明け早々、警察へ。
世話役についている、
お大師さんが賽銭の窃盗にあってしまったのだ。
コロナもあり、
さほど多くない賽銭だが、
罰当たりな悪事をほっておくわけにはいかない。
正月休みが開けた4日に警察へ出向いた。
被害届の作成に半日がかりだった。
任期はあと2か月余り、
スムーズに終わらないのは、
まるで私の人生そのものだ。
いまでは子に恵まれて、
父親冥利を漫喫している私も、
若い頃は、
山あり谷ありを、
のたうち回ったものだ。
失恋、離職、破談、商売の失敗などなど、
思い返せば何度死にたいと思いつめただろうか。