「日本の歴史(16)一般庶民の生活の歴史」

学校の歴史教育は実につまりませんでした。天皇や武士政権の権力者の名前とその交代の年号を完璧に丸暗記すると良い点数が取れるのです。

他人には言いませんでしたが、そんな教え方を内心軽蔑さえしていました。当時は先生は聖職者として絶対的な権威を持っていた時代でした。

学校で教える歴史とは権力者の歴史だけだったのです。

一般庶民はどのような暮らしをして、どんな気持ちで生きていたかを教えません。その歴史的な変化を教えません。

権力者へ納める税金はどのように納めていたかも具体的に教えません。長い間不思議に思っていました。

ところが庶民の生