暮れかけて宵の門司港夢心地


 (旅の句を幾つか再掲載しました)


  「アロマ」の句       2020年4月24日


 姫沼の碧に魅入られ漫ろ行く

 敦盛草の白き母衣(ほろ)君を忘れない

 札入れは黄金の縞の黄八丈

 河豚丼の昼食睦まじ親子連れ

 海峡の向こうは門司よ連絡船

 柚子餡の最中頂き銘菓なり

 新鮮な焼き牡蛎頂くさっぱりと

 暮れかけて宵の門司港夢心地

 歯応えの鯨の囀りぷりぷりと

 中華店海鮮チャンポン美味なりし

 社浮く厳島神社下に魚

 利尻富士サロベツ原野より見えて