年貢は玄関の間口幅で決められた!

太閤通りを歩いて気が付いたのがどの家も幅の狭いこと。
たかだか2間(約3.5m)の幅なのに奥行きは30mもある。
どこの家も奥行きがバラバラだが間口だけはほとんど4m。
これは江戸時代に年貢を課す元になった間口幅のせいだ。
年貢は今で言う固定資産税のことだが基本米で納める。

米の無い家はお金で納めることになるが節税は大事。
お上は間口の幅しか規定しなかったので奥行きは自由。
そこで上記のような蛇の寝ぐらのようなスタイルになった。
当然のように壁の外は隣家の壁なのでどこにも窓は無い。
玄関から入る風が裏まで抜けるように土間が続く間取り