北酒場黄昏トンコ

窓越しに降る雪を見ながら、マイナーなネガティヴな気持黄昏な私
一つ歳を重ねたはずなのに
相変わらず幼稚で、ちっとも利口にならないのは何故だ
冬枯れの坂道の真ん中で、季節の風に出会い陽は伸び春を待つばかりなのに、繰り返す降る雪。雪女は寂しいのかい。
電柱の陽明灯は、「暗くなるまで待ってと昔の映画の名前で」話しかけてくる。
雪降りの雪灯りは美しいからね。
小樽の雪灯りのガス灯はもっときれいだよね。
北灯りは十人十色だからねと、平凡な陽明灯はそんなことを言っている。
貴方も少し前の時代には、モダンガールだったかもね。

ひとり二役をしている