次から次へと大陸から冷気が日本列島を覆い、一向に春の兆しはないが、昼ごろには暖かい日が多くなった。
新聞を取りに行くと、家から出たとたん、リスと小鳥が何処からともなくエサ台の近くで待っている。隣に生えている白樺の樹の枝で様子をうかがっているのだろう。
もう梅の花の便りも耳にする季節になっているが、温度がマイナスに転じれば庭には結晶の花が咲く。
春がまじかに迫っているせいか梅に便りを耳にします。「紅梅、白梅」は「光の春」のようにあたり一面に香りをまき散らしているのだろう。
「愛する人に」(井上靖)
さくらの花のように、