自分にとっての宗教体験

自分の体験したことが宗教になるのかどうか
懸命に考えていたフシがあるが、
宗教であろうとなかろうと、
苦しみから脱出できたのならそれでいいのかもしれない。

だが、さきほどの日記に載せた
師匠の言葉の「念仏の由来」

【自分の力で思い通りに生まれ出た人がいないように、
またおのれの力だけで生存しうる人もいない。
その驚愕の事実に、ほんとうに直面するとき、
ではおのれを生かしめているものは何かが
真剣に問われる。名前もわからないその大いなるものに
生かされている事実、おのれの存在のちっぽけさに
気がつくとき、それまでの誤りの思い