思い出のシーン  家族と共演、故郷に錦を飾った

降りた緞帳幕が再びスルスルと上がった。スポットライトが舞台に並ぶ出演者を映し出すと、暗い客席から万雷の拍手が。舞台に居並ぶ参加者の中には妻と3人の子供もいた。
生まれ育った故郷のJCから依頼されたのは故郷の伝説の舞台を市民の手で作り上げたいとの要望。題材はヤマト時代に惜しみない愛と神秘の力で、ふるさと加西の太陽とあがめられた美女「根日女」伝説。
姫路でアマ劇団活動をしていた私に白羽の矢が立ったらしい。。
故郷に手弁当で通い、募った市民参加者を基礎訓練などで鍛える一方、「根日女伝説」を脚本に仕上げ、演出と出演も担った。そこに妻と3人の我が子も引っ張り