命日

生きていれば
97才
父は
86才で亡くなった

今日は命日にあたる
父の最期は
あっけなかった

明け方
病院のベッドでした
誰にも看取られずに
寂しかっただろう

でも二日前には
私も妹も父の通院に
付き添って行ったのでした
病院の食堂で
一緒にランチも食べた
元気だったのです


今、想うと
幸せな最期だったと想える


寝たきりではなく
最期まで
自宅にいられた
普通に暮らしていたのです

父のことを書いてみよう

父は長男だから
祖父から継いだ広い農地を
耕作していた