卑怯者と罵られようとも

居間の壁に掛けてある大きなカレンダーには、色々な予定が書き込んである。
もちろん私が始めたのではなく、いつの頃からか全権を掌握しているアノ方が始めたのだ。

青いマーカーで線が引かれていたら不燃物集荷の日。黄色のマーカーは可燃物の日・・・・・らしい。
「らしい」と云うのは、そのキマリを最近知ったから。

その他、病院の予約日とか色々な文字が見える。
「お父さんも病院へ行く日は書いておいてね」と自分のキマリに私を取り込もうとする。

私は焦って記入しようとするが(まぁ後で書けば良いや)と日頃のヅボラが顔を出し、そしてそのまま忘れ怒られる。