「え?はなちゃん、俺が心配している事判るの?」
「彩斗、わらわを見くびっていないかじゃの。
もう1000年以上、このうつつ世にいるのじゃの。」
「…。」
「彩斗、お前はもともと精神の発信力と言うかそういう物が強かったじゃの。」
「…。」
「お前が時々その粗末な脳みそから変な妄想が駄々洩れになって四郎にそれをやられると調子が狂うから控えろと言われていたじゃの。」
なるほど、俺はかなりてんぱっている時に頭の中の妄想が脳内にはっきりと情景が見え、それを四郎に調子が狂うから控えるように何度か言われていた事を思い出した。
「なんじゃろ