若者たちよ、劣化した社会を乗り越えよ  !

年度末、予算が余っているのか、道路工事があちらこちらで行われ、桜が散る4月に入ってぴたりと工事はなくなり、新年度、新たに社会に出る若者たちが、就職した会社の入社式に歓呼の声を上げていると新聞、テレビは報じる。若者たちの希望は持ちきれないほどの未来への夢を以って人生を歩んでいくことだろう。

その社会は、荒波の連続で、その中で生きていかなければならない。そんな荒波を乗り越えてきたはずの大人たちの体たらくは、今に始まったことではないが、若者を否定し、世の中のすべてを否定する高齢者が増えている。少なくとも80歳以上の昭和世代までは、確固とした「信念」と「約