山桜染井吉野の背に赤く



 【今気温は16度とある  朝は冷えたがかなり上がってきた

 気温乱高下のせいでボーッとしている】

 
 真新の句帳に花の影たたむ  金國久子

 かんばせをすつとすぎたる花の影 吉弘恭子

 花の影柔らかに揺れ通り過ぎ  アロマ

 花の影逢うて昔の戻りけり  高橋和女

 ひと枝の池に伸びたる花の影 礒貝尚孝

 せせらぎへ枝垂るる花の影清か  伊藤美緒

 ふるさとの花影映ゆるや句碑の面 水原春郎

 花影の風を纏いて旅人よ 北条巽

 喫茶店ふわり花影の下にあり  アロマ

 花影の風を纏