連載:ポタリング

コイ(恋、鯉)をもとめて四里

恋はなく、鯉はいた。
利根の川原まで15kmほどのサイクリング。
恋のあいてのムスメはおらず、ほどんどが家族づれの女の子。
鯉のほうはジャンボな姿をみせて、ゆうゆうたる泳ぎを想像させた。
しかし大口から吸いこまれるはずの風よわく、青空に大きく泳ぐ元気さがもうひとつ。

サイクリングロードはすばらしく、以前に来たカスリーン公園から5キロ遠くのところで、左には富士山、右手には日光連山の姿それぞれがおぼろげに見えて、自然にふれる楽しさを満喫。

帰り道では汗ばむ喉を茶でうるおしつ、利根の風にあたりながら大きな風景をとくとくとながめて心いやされた