LGBT 同性婚 その居場所

あいつは「ゲイ」だとあらぬ噂を立てられたことから、その後の人生が狂ってしまった男の小説を最近読んだ。

辻原登「冬の旅」  ひとの一生の意味など大したことがないのかも知れない。真面目に働いて 貯蓄が溜まったら 独立して、店を持ち 不自由のない普通の生活をして安楽に暮らそう などと考えていた主人公・緒方は悪い偶然が重なって だんだん落ちぶれて行く。

 この小説の主人公 緒方は飲食店で見習いをしながら 徐々に副店長への道を歩いていた。しかし、アルバイトの学生が なんの確証もないのに 彼の首のあたりの骨の様子は 「ゲイ」の人間