老犬の姿に自分を重ねる。


犬も人も老いていく。

ポストに近づく度に吠えていた犬も吠えなくなる。

良く見ると目が見えていないようだ。

視線が定まらない、白内障であろうか

小屋の外にいるが足も不自然に曲がっている。

小屋から外に出る事のない犬もいる。

寝たきり状態か。

そしていつの間にかいなくなっている。

1年前までベランダ越しに挨拶を交わしていた同世代の男性(単身者)の顔を見なくなった。

学童の見守りのお仲間から入院中と聞いた事がある。

退院後、在宅しているが常に寝ているのかも知れない。

ホームヘルパー風の女性が