嘗て古田武彦氏が「邪馬台国はなかった」という本を出した。
私は到底信じられず無視していたが、今でもそれを信じている人もいると見えて、無邪気に邪馬壹国が論じられてている。
「邪馬壹」か「邪馬台」かについては、昨年10月の日記にも書いたので二番煎じになるが、
邪馬壹国があるとすれば、それは写本時代が終わった11世紀に作られた刊本の魏志東夷伝倭人条の中だけである。
古田氏はこの刊本に書かれていることが正しいと主張したわけである。
そしてその主張は、自らの検証をしない多くの人に支持されたのである。
倭人伝は魏志のほかにも