紙の保険証とマイナ保険証の違いについて、「全体統制」の視点で考えてみました。

「全体統制」は、対象者全員に対して統制をかけて、良いことを進め、悪いことさせない歯止めをすることです。例として、電車の駅の改札があります。昔は、駅員が切符や定期を視たり回収していました。この時代では、キセル乗車は防げませんでした。この方法は個別統制になっていました。今の自動改札になってから、キセル乗車は皆無になりました。これは、デジタルによるシステム化で、全体統制が実現したからです。

保険証はどうでしょう。今の紙の保険証では、「なりすまし」などの悪用ケースを防げませ