連載:たぬちゃんのカラオケ日記

人生祝典序曲

工業高校を卒業して1年間、正確には9か月、高度成長期の化学工場で働く。ただ選択ミスなのか、当時言葉さえなかった公害のせいなのか、敵前逃亡ならぬ他への転身を計画、

それまで会社の寮で旺文社の大学入試講座をこっそり受講、しかし勤務のあとでは集中力を保つのは自分には不可能と、年末に退職した

さて、何もわからないまま、卒業した母校に大学受験申し込みの手続きをしなければならない、時間もないながら、100%時間を使うことができた。

最終追い込みと講座の先生はおっしゃるが、こちらはスタートラインに立ったばかり。自分ですべての手続きもしなければならない