旅は日常からの逃避行

  時々、すべてを捨てて旅に出たくなる。
この場合の「すべて」とは、仕事、家庭、日常生活…
いや、待てよ~~わたしには既に仕事も家庭もない自由な
シングルなのだから、今さら何を捨てようというのか!?

 夏の終わりと秋の始まり…そんな季節の狭間を跨いで
再び九州地方を拠点に、今回は一週間の旅をしてきた。
盛夏の七月に目論んだ当地への旅は、思いもかけない大雨
との遭遇で満足のいくものでなかった。

 そのリベンジの意味でも、八月末から九月初めの旅は
残暑と微かな秋の気配を感じながら、お天気にも恵まれて
楽しいものになった。