僕の片思いが実った。

 去年の暮れに我が家の庭に姿を見せたサバトらの仔猫、(名前を『エヴァ』という)、この仔は来た当初は普通の仔猫だったが何日かするうちに右後ろ脚が膝のあたりから切断されているのに気づき捕獲して動物病院へ連れて行った、その時この猫が糖尿病だとわかり、それ以来我が家の車庫で小屋を準備して餌を与えていた、冬の間は湯たんぽを準備したりしていたので妻と娘にはすぐに慣れてきたが、病院でのトラウマの性か、男の私だけには警戒して姿を見ると逃げていた、毎日見かけると呼びかけ、エサをあげていたが一向に警戒を解く様子はなかった。
 
 そんなことが半年以上続き、少しずつではあ