山怪 弐 著:田中康弘

「山怪 弐」 著:田中康弘 発行:山と渓谷社

山で暮らす人、山村で農業や林業などに従事する人、猟師などから著者が聞いた、不思議な話をまとめたものです。
所謂、怪奇譚にはなってはなく、話し手が語った、ほぼそのままを記録しています。
なので、長くても数十行、短ければ二、三行の短い話の集まりです。

前作の「山怪」と同様に、昔話ではなく、現代に暮らす人が経験した話です。

怖い話はあまり収録されておらず、不思議な話が中心です。
思うに、これは、経験者が語ったという事が影響しているのでしょう。
現代に置いて、その時には恐怖を感じたとしても、