手首切ります

首の管を抜いて手首の血管を繋ぐ手術の日
がやってきた。
(シャントを造る)らしい。
「手首から血を抜くのか」
と思っていた。
手術室へ運ばれて、紙おむつを履かされる。
チ、チンが、、、衆人環視の真っ只中で晒し者となり、恐縮している。
医者が何か言いながらガスマスクをかぶせられた刹那、毒ガスを吸い込んで事切れた。
「ビーさん、ビーさん」
おネエさんが呼んでいる。
「はい、ハイ」
まだ息があった。
「エッ?」
首の管がまだ鎮座しているじゃないですか。
「シャントができるまでは首からです」
う〜ん、なるほどって、ようわからん。