物心ついたら お刺身 が大好きな食べ物だった。
『美味しいなあ~!! お刺身おいしい!』
とにかく お刺身 が好きで好きで無条件に大好きだった。
吉備団子の次に お刺身 が大好きだった。
そんなある日、
ねこじろうももう、小学生になったんだから、
お使いぐらい行けるでしょう?
「え?何か買ってくるの??」
「そうよ、ねこじろうの大好きなお刺身よ、」
「えっ?お刺身って売ってるの?」
「うん、売ってるよ、」
「ふーん、じゃあ買って来るよ、」
「あそこの魚屋さんで売ってるわ、」
「はーい、」
そして、私