金沢文庫特別展「廃墟のイメージ」に関する連続講座・・・「廃墟と古典文学」③~「五山文学における廃墟」

◎金沢文庫特別展「廃墟とイメージ」関連講座
「五山文学における廃墟」 11/19
講師:慶應義塾大学付属研究所斯道文庫・堀川貴司教授


実を言うと、この講座は難解でした。
「五山文学」というタイトルから、私が連想したものと内容が違い過ぎたのです。

まず、堀川先生は「五山文学」なるものの「定義」から説き起こしました。
「五山」とは、京都・鎌倉において幕府(鎌倉・室町)の保護を受けた「臨済宗寺院」のことであります。
この寺の「関係者」は、来日した中国人も含む「禅僧」、そしてその影響を受けた武士・貴族階級となります。

よって、「五