君は、インチを語る事が出来るか?

「すみませ~ん、伝票処理をお願いします。」
会社内での事、別の部署のYさんが、伝票を持ってやって来た。
Yさんとは、業務上の会話があっても、特に親しい間柄ではない。

「わかりました!」
早速、パソコンの画面を切替え、処理をしようとした瞬間、彼はデスクトップの壁紙の画像を見逃さなかった。
「キミのバイク?」
一瞬、「?」と思ったが、壁紙のドカティの事を言っているのはすぐ気が付いた。
そこで、画面をまた戻して、壁紙のドカティ(画像の)を見せる。
「あぁ、そうです。」
「新しいヤツだね。」
「Yさんも、バイクに乗っているんですか?」