ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人 東野圭吾

久しぶりにおもしろい小説を読んだ。

このところ 出雲風土記とか赤ひげとか あまり面白いというか血沸き肉躍る的な本を読んでなかった。

読書の醍醐味って やっぱり読んでてページを繰る手が止まらないような本を読むことだと思う。

この小説は 探偵小説だけど、探偵役が良い。めちゃくちゃ頭が切れる。

東京から新幹線で一時間・そこから特急で一時間。温泉はあるけど、コロナ禍ですっかり寂れた地方の街で、中学校教師を定年退職して、悠々自適の男が殺される。

犯人を見つける探偵は この男の弟だ。若いころからアメリカで手品師、マジシャンとして有名だっ