その年、二人の子どもがサンタに書いた手紙にはこう書かれていた。
「サンタさん、自転車をください」
自転車を2台!!!
気づかれずにプレゼントを枕元に置かなければならない。
サンタは焦った。
“あんな大きいものを子どもに気づかれずに置けるのか?”
サンタは考えた。
自転車は煙突に入らなくて家の中に持っていけなかったから玄関前に置くことしようか?
いや、そもそもマンション住まいの我が家には煙突がない。
しかも、夢がない。
却下。
そして、辿り着いたのが、リビングのクリスマスツリーの下に置く計画。
ツリーの下に手紙を