カタブツで、しかもヘンクツ。

さっき観終わった映画のお話です。
ホントに堅物過ぎて人付き合いもド下手、腹の立つことだらけの老人オーヴェの日常を描いた作品。
人生でただ一人心を許し愛した妻に先立たれ、もうすぐにでも後を追いたくて仕方ないのに、
隣に越してきた賑やかな一家が関わってきて、、というある程度結末が予想できたストーリー。

孤独なあまり厭世的で偏屈になってしまう老人の哀しさは、なんだか他人事とも思えなくて、暗澹たる気持ちになりそうなとこだけど、
回想で差し込まれる青年時代のシーンがすごく良くて。

実直すぎて不器用なオーヴェと、そんな彼の良さを理解してさりげなく