膨らみ


ベッドに入って眠気が出るまで文庫本を読むのが毎夜の習慣だ。

使っているベッドは頭の所に蛍光灯が付いていると云うだけで選んだ。
そして蛍光灯の上にある枠の平らな場所には本が積まれ、地震を感知したら私を叩き起こすと云う役目も担っている。

大きく寝返りをうつだけで崩れ落ちる程、その感度は高い。

昨夜は疲れたのか、目がショボショボしていて活字を追うのに疲れた。
読書を諦めて目を閉じ眠くはないのに強制終了。

しかし眠剤を使っていないので3時に目覚めた。
窓ガラスは吹雪いた時に貼り付いた雪が障子のように視界を妨げていた。

結局