連載:歴史を活かす力

兼六園と津田玄蕃邸遺構・金沢医学館

 日本三名園の1つ『兼六園』の一帯には『成巽閣庭園』や金沢神社、津田玄蕃邸遺構・金沢医学館、金沢城内に作庭された『玉泉院丸庭園(玉泉院/利長正室)』と鼠多門櫓があり尾山神社に続いている。

私は、金沢医療センター往復のいずれかに歩行だったが、実際は3往復している。次回では下記の「玉泉園」を巡りたいと思う。

前田利長の正室・玉泉院(織田信長の娘)がかかわった「玉泉園」は、兼六園に隣接して、「西庭」と言われる茶庭風のお庭から始まり、池泉式の「主庭」、そして東庭から高台の「灑雪亭露地」へと続く作庭様式を『玉澗様式庭園』として、日本には6例しかないと言