昨夜、ベッドへ入る前に癖になっている深夜の町を見下ろす為にカーテンの隙間から外を見た。
運が良ければオキツネ様の散歩を見られるからだが、昨夜は何と静かに雪が降っていた。
ここ一週間ほどで3回目の雪。それも全部天気予報では触れていなかった予報外れの雪。
(気象予報士なんかクソの役にもたたねぇ)とまた毒を吐くことになった。
昔の婆様の予報の方が当たっていたような気がしてきた。
「あの山さ雲が被っているから明日は雨だべ」と云った婆様は、既にこの夜にはいねぇ。
残念なことに代わりにのし上がった爺様や婆様にそんな能力は無ぇ。