連載:歴史を活かす力

彼女の生き方はハンサム

 新島八重(1845生) は、正しいと信じたことには一歩も引かない頑固さを持ち、相手が男であろうが対等に振る舞う男勝りな性格であり、2013年のNHK大河ドラマ『八重の桜』を面白く見ている。

新島襄(1843生)は、「彼女は見た目は決して美しくはありません。ただ、生き方がハンサムなのです。私にはそれで十分です」としている。

新島 八重は、同志社創立者の新島襄の妻として知られる。旧姓は山本。会津藩砲術師範の権八の娘、夫の死後50代から日赤の篤史看護婦となり活動、明治時代の女性としてはじめて政府より叙勲。

新島襄は、上州安中藩士の子(本名は