最近、日経平均株価が上がり続けている。というか過熱し過ぎているといっていい。ニュースは言う。バブル期の最高値を超える日は近いと。1989年の最高値3万8,915円を超えるどころか今年中に4万円も軽く超えていくという見方さえ出始めている。

株価高騰の原因には1月からの「新NISA」を機に若者が投資を始めたこと、後退する中国経済に見切りをつけた投資家が安全な日本株に資金を移動させていること、円安によって日本株の割安感に欧米の資本家が気付いたことなどがあげられる。

GDPが４位に転落した日本経済は「失われた30年」とも揶揄されるが、資本主義の中では物価や賃