連載:歴史を活かす力

千年以上の歴史に幕を閉じる蘇民祭

 17日、岩手県奥州市・黒石寺蘇民祭は、1000年以上続いた歴史に幕を降ろしました。

本来夜通し行うが今年は時間帯を早め、短縮開催となった。2008年には、胸毛にひげ面の男性を扱った告知ポスターが不快感を与えるとして、JR東日本が駅などでの掲示を拒否したことで話題となった。

23年12月に同寺が祭りの中心を担う檀家の高齢化などを理由に今年をもって終了すると宣言した。勇壮な蘇民袋争奪戦は全国的に知名度が高く、今回で終止符が打たれることに多くのメディアが注目。国内外46社、約160人の報道関係者が境内に押し寄せた。

蘇民祭は、「小間木」を手にした人は災