どんどん溶けて

ズンと重い音が響き、微かに家が揺れた。
屋根に載っていた氷状に固まった雪がブラスの気温で溶け、滑り落ちた音だ。

久しぶりに見るツララ。
どんどん雪が溶け、締め忘れた蛇口のようにツララの先から水を落としている。

道路の半分は水が溜まっているが半分は路面が出ているし気温は5℃。
もちろんプラスだ。

検査日が近づいているので、仕方なくウォークに出た。
久々なので歩き方まで忘れたようで変なところに力が入り、ぎこちない。

できるだけ体の力を抜いて歩くように心掛け、●コの気配がしても大丈夫なように途中からコースを変更してトイレのある駅方向へ行くことにした。