昨晩、かねてより心待ちにしていた『異人たち』を観てきた。
その前夜に、公開時良作と評判だった『アフターサン』をたまたまユーネクストで見つけて観て、
父親役のポール・メスカルが実体験のように深く印象に残ったのだけど、
その余韻を抱えたまま、意図せず彼と再会することになった。
そしてまたしても、というかアフターサンからの相乗効果なのか、
私は今もまだ、どっぷりとセンチメンタルな気分に浸ったまま抜け出せないでいる。
今作はもとは山田太一の原作『異人たちとの夏』で、
1988年大林宣彦監督により映画化されているもの。
中年のシナリオライターが、幼いころに死ん