福井県/丸岡城と、「一筆啓上日本一短い手紙の館」へ

「一筆啓上 火の用心 
お仙泣かすな 馬肥やせ」

北陸地方唯一の現存天守をもつ福井県坂井市の丸岡城。
石垣にこの手紙文を刻んだ石碑があります。(写真3)

丸岡藩初代藩主、徳川家康の家臣・本多成重が陣中から妻に宛てたこの手紙。
家を守り、家族を愛し、忠義を尽くす思いが短い文の中に簡潔に込められています。
いつも長文の拙分をダラダラ書く私には、耳の痛い話です。

この碑をモチーフに日本で一番短い手紙文を再現し、本物の手紙文化の復権を目指すという目的で、平成5年から日本全国、海外から応募している「日本一短い手紙の館」。
丸岡城の隣にあります。
一筆啓上賞は