遅い春

ウン10年前、両親に上高地を見せたいと、妹が単なるお泊り会を企画しました。私も初めてだったので、その美しさに呆然としたものです。
後に、一人前に足を運ぶようになると登山ぬきで上高地をうろつくなんて恥ずかしいような、何とも言えない気持ちになったものです。
GWのにぎわいの後で、上高地に入ると、そこは湘南でいう、早春の趣。柔らかな若葉の緑が光を透かして、お花たちもつぼみを膨らましてきます。

名峰と清流から名前を貰った娘たちも初めて上高地を訪れた時は呆然としていました。こんなに美しい名前を貰っていたのかと、山好きの父親に感謝したようです。

さて、上高地もす