ナンジャモンジャの木

 松山城へ登る途中に第11藩主定通公を祀る東雲神社がある。その参道の途中、この時期になると、若葉に真っ白な雪でも降り注いだのかと思えるほどきれいな花が見ることができる。ナンジャモンジャという木で、なんともユーモラスな名前である。 
 はじめてその名を知ったときは東京の「もんじゃ焼き?」といった思いがした。しかし、松山市教育委員会の説明文によると「はじめは名前がわからないので、なんていうもんじゃ…」と尋ねられたことに由来する、というやはり面白い名前の付け方である。
 
 この木は日本では珍しく雌雄が別々の木で、和名はヒトツバタゴと名である。この木が自生した